📋 この記事でわかること(要約)
犬の耳と目は構造上トラブルが起きやすい部位です。定期的なケアを行うことで、外耳炎・涙やけ・目やになどのトラブルを予防できます。この記事では、耳そうじの正しい方法・頻度・用品の選び方、目のケア(涙やけ・目やに対策)についてわかりやすく解説します。
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犬の耳のケアが必要な理由
犬の耳の構造は人間と異なり、外耳道がL字型に曲がっています。そのため汚れや湿気がこもりやすく、放置すると細菌・マラセチア(酵母菌)が繁殖して外耳炎を引き起こします。特に耳が垂れている犬種(コッカースパニエル、トイプードルなど)は通気性が悪く、耳トラブルが起きやすい傾向があります。
- 外耳炎の予防:耳の汚れや過剰な耳垢は細菌・真菌感染の原因になります
- 耳ダニの早期発見:ケア中に耳ダニ(黒っぽい耳垢)に気づけることがあります
- 異変の早期察知:耳を頻繁に掻く・頭を振る・悪臭がする場合は動物病院へ
注意 耳の奥まで綿棒を入れるのは危険です。見える範囲の耳の入り口付近のみケアし、奥の汚れは動物病院でのケアに任せましょう。
耳そうじの正しい方法と頻度
正しい方法で定期的にケアすることで、耳トラブルの多くを予防できます。
耳そうじの手順
- 犬を落ち着かせ、耳の状態(悪臭・赤み・腫れがないか)を確認する
- イヤークリーナーをコットンまたは専用ガーゼに含ませる
- 耳の入り口付近(見える範囲)を優しく拭き取る
- 綿棒は外側の汚れをぬぐう程度に使用し、耳道の奥には入れない
- ケア後は褒めてご褒美をあげる
耳そうじの頻度
健康な犬であれば月に1〜2回程度が目安です。耳垂れ犬種や耳のトラブルが多い犬は週1回程度のチェックをおすすめします。洗いすぎは耳の常在菌バランスを崩すため、汚れていないときは無理にケアしなくて構いません。
受診のサイン 耳から悪臭がする・茶色〜黒い耳垢が大量にある・犬が耳を頻繁に掻く・頭を振る・耳が赤く腫れているなどの症状がある場合は、自宅でのケアを中断して動物病院を受診してください。
犬の目のケアが必要な理由
犬の目のまわりには目やに・涙やけなどのトラブルが起きやすい部位です。特に短頭種(フレンチブルドッグ、パグなど)や、涙の量が多い小型犬(トイプードル、チワワなど)は目のまわりの汚れが蓄積しやすい傾向があります。
- 涙やけ(ティアースタイン):涙が皮膚の表面に付着し、赤褐色に変色する状態。放置すると皮膚炎の原因になることがあります
- 目やに:少量の目やには正常ですが、大量・変色・粘性が高い場合は眼疾患のサインの可能性があります
- まつ毛の問題:睫毛乱生(まつ毛が眼球に当たる状態)は角膜炎を引き起こす可能性があるため、気になる場合は獣医師に相談しましょう
目やに・涙やけのケア方法
日常的なケアで目のまわりを清潔に保ちましょう。
目やにのケア
- ぬるま湯で湿らせたコットンやガーゼを目のまわりに当て、やわらかくなるまで待つ
- 目やにが柔らかくなったら、目頭から目尻に向かって優しく拭き取る
- 専用の目ヤニ取りウェットシートを使うと手軽にケアできる
- 1枚のコットンで両目を拭かない(感染の可能性があるため)
涙やけのケア
涙やけは目のまわりの皮膚が涙で常時湿った状態が続くことで起こります。以下のケアを日課にしましょう。
- 毎日または2日に1回、目のまわりをコットンやウェットシートで拭く
- 涙やけ専用のクリーナーを使うと色素沈着の予防・改善に効果的
- 食事・水の質を見直すことで涙の量が減るケースもある(涙が多い場合はフードを見直してみましょう)
ポイント リリィも涙やけが悩みでした。フードを変えて手作りご飯を半分取り入れたところ、涙の量が落ち着いてきました。涙やけがひどい場合は食事内容も見直してみてください。
おすすめ耳・目のケア用品
リリィのケアで実際に使ってみて、使いやすかった用品のタイプを紹介します。
イヤークリーナー(低刺激タイプ)
アルコール不使用・低刺激処方のイヤークリーナーが耳への負担が少なくおすすめです。コットンに含ませて耳の入り口を拭くだけで手軽にケアできます。においが強いものより無香料タイプのほうが犬が嫌がりにくいです。
耳そうじ用コットン・ガーゼ
柔らかい素材のコットンやガーゼがペットケアに適しています。市販のメイク用コットンでも代用できますが、犬用の大きめサイズのものが使いやすいです。
目ヤニ・涙やけ専用ウェットシート
目のまわりの目やに・涙やけを手軽に拭き取れるウェットシートです。目の粘膜に触れることを想定した低刺激処方のものを選びましょう。毎日のケアに手軽に使えて便利です。
涙やけ専用クリーナー・ローション
涙が多い犬・涙やけが目立つ犬には専用クリーナーの使用が効果的です。色素沈着した部分に塗布して拭き取ることで、少しずつ茶色い染みを薄くしていく効果が期待できます。
よくある質問
健康な犬であれば月1〜2回程度が目安です。トイプードルやコッカースパニエルなど耳垂れ犬種は通気性が悪く汚れやすいため、週1回程度のチェックが理想です。ただし、耳が汚れていない場合は無理にケアしなくて構いません。洗いすぎは常在菌バランスを崩します。
少量の茶色い耳垢は正常な範囲ですが、大量の耳垢・悪臭・かゆがる様子がある場合は外耳炎や耳ダニの可能性があります。自宅でのケアを続けると悪化することがあるため、まずは動物病院を受診して原因を確認することをおすすめします。
毎日の目のまわりの拭き取りケアが基本です。加えて、フードの見直し・水の品質改善(ミネラルウォーターより軟水の水道水が適している場合も)が涙の量に影響することがあります。ひどい場合は逆さまつ毛・鼻涙管閉塞・アレルギーなど医療的な原因も考えられるため、動物病院への相談も検討してみましょう。
少量の目やには正常ですが、急激に増えた・黄色〜緑色になった・目が充血している・目を細める・光を嫌がるなどの症状がある場合は結膜炎・角膜炎・ぶどう膜炎などの眼疾患の可能性があります。早めに動物病院を受診してください。
まとめ
犬の耳と目のケアは、外耳炎・涙やけ・目やにといったトラブルの予防と早期発見につながる大切な日課です。耳は月1〜2回イヤークリーナーで入り口付近を拭く程度でOK、目は毎日〜2日に1回コットンで目のまわりをケアしましょう。悪臭・大量の耳垢・充血・大量の目やになど異変を感じたら自宅ケアを続けず動物病院を受診することが大切です。日々のケアを習慣にして、愛犬の顔まわりを常に清潔に保ちましょう。
リリィは生まれてからずっと涙やけに悩んでいましたが、フードを見直してから涙の量がずいぶん落ち着きました。目のまわりのケアは毎日欠かさず続けています。耳は月に1〜2回コットンでさっと拭くだけですが、その際に異変がないかチェックする習慣にしています。顔まわりのお手入れは健康管理の第一歩ですね。