犬の甲状腺機能低下症とは|症状・診断・治療【用語集】

📋 この記事でわかること(要約)

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの分泌不足で代謝が落ちる病気です。元気消失・脱毛・体重増加など分かりにくい症状で進行しますが、ホルモン補充療法で良好にコントロールできます。

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「最近よく寝る」「散歩を嫌がる」「左右対称の脱毛がある」——これらは甲状腺機能低下症のサインかもしれません。

甲状腺機能低下症とは

甲状腺機能低下症は、首にある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン(T4・T3)が不足する内分泌疾患です。代謝全般が低下するため、全身に多彩な症状が現れます。中型〜大型犬の中年期によく見られます。

主な症状と原因

元気消失・寒がり・体重増加・左右対称性の脱毛・皮膚の色素沈着・徐脈などが代表的です。多くは自己免疫性の甲状腺炎が原因で、ゴールデンレトリーバーやドーベルマンに多い傾向があります。

診断・治療方法

血液検査で総T4・遊離T4・TSHを測定して診断します。治療はレボチロキシン(合成T4製剤)の生涯投与で、多くの場合症状は劇的に改善します。投与量は定期的な血液検査で調整します。

日常ケアと予防

投薬は1日2回、決まった時間に与えます。投薬開始から数週間で被毛・活動性が改善するため変化を観察しましょう。予防は難しい疾患ですが、定期健診での早期発見が重要です。

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まとめ

  • 甲状腺ホルモン不足で代謝が低下する病気
  • 左右対称性脱毛・元気消失が特徴
  • 血液検査(T4・TSH)で診断
  • レボチロキシンの生涯投与で良好に管理可能
  • 治療開始後は劇的に活気が戻るケースが多い
ライター 中村さやか
ライター:中村さやか

「年だから元気がない」と思っていたら甲状腺機能低下症だった、というケースは本当に多いです。お薬を飲み始めて数週間で別犬のように元気になる子もたくさん見てきました。中年期の中型犬以上で活気が落ちてきたら、一度血液検査を受けてみてください。

この記事を書いた人

ライター 中村さやか
中村 さやか

動物病院で10年間、動物看護師として勤務した現場経験を活かし、「病院に行くべき症状かどうか」「薬の飲ませ方」など、飼い主が本当に困る場面に寄り添った記事を執筆。神奈川県横浜市在住。愛犬はミニチュアシュナウザー「ムギ」(オス・7歳)。

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