犬のクッシング症候群とは|症状・診断・治療【用語集】

📋 この記事でわかること(要約)

クッシング症候群は副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰分泌される内分泌疾患です。多飲多尿・お腹のたるみ・脱毛が特徴で、中高齢犬に多く見られます。

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「お腹がぽっこり出てきた」「水をよく飲む」「左右対称の脱毛」——シニア犬のクッシング症候群のサインかもしれません。

クッシング症候群とは

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)は、副腎皮質からコルチゾールが過剰に分泌される病気です。多くは下垂体の腫瘍が原因(PDH)で、一部は副腎自体の腫瘍(ADH)です。中高齢の小型犬に多く見られます。

主な症状

多飲多尿・多食・腹部膨満(ポットベリー)・左右対称性の脱毛・皮膚の菲薄化・パンティング増加・運動不耐性などが典型です。糖尿病や感染症を合併しやすくなります。

診断・治療方法

血液検査・ACTH刺激試験・低用量デキサメタゾン抑制試験で診断します。治療はトリロスタンの経口投与が一般的で、定期的なホルモン値検査で投与量を調整します。

日常ケアと予防

投薬は毎日決まった時間に行い、副作用(食欲不振・嘔吐)に注意します。多飲多尿が続く間は水を制限せず、トイレ回数の増加に対応します。シニア期の定期健診で早期発見を目指しましょう。

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まとめ

  • クッシング症候群はコルチゾール過剰の内分泌疾患
  • 多飲多尿・ポットベリー・対称性脱毛が特徴
  • 下垂体由来(PDH)が多い
  • トリロスタンで内科管理が一般的
  • シニア期の定期健診で早期発見を
ライター 中村さやか
ライター:中村さやか

「歳のせい」と見過ごされやすいのがクッシング症候群です。お腹が垂れてきた、毛が薄くなってきた、水をやたら飲む——どれもシニア犬で「あるある」に見えますが、ホルモン異常のサインかもしれません。中高齢の小型犬では特に疑ってあげてください。

この記事を書いた人

ライター 中村さやか
中村 さやか

動物病院で10年間、動物看護師として勤務した現場経験を活かし、「病院に行くべき症状かどうか」「薬の飲ませ方」など、飼い主が本当に困る場面に寄り添った記事を執筆。神奈川県横浜市在住。愛犬はミニチュアシュナウザー「ムギ」(オス・7歳)。

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