📋 この記事でわかること(要約)
犬認知機能不全症候群(CDS)は、加齢に伴う脳の機能低下で起こる「犬の認知症」です。夜間の徘徊・無駄吠え・トイレの失敗などが特徴で、完治は難しいものの、環境調整や食事・薬で進行を緩やかにできます。
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「夜中に意味なく吠える」「同じ場所をグルグル回る」——これらは老犬の認知症のサインかもしれません。本記事では認知機能不全症候群の症状と家庭でできる対策を解説します。
犬認知機能不全症候群とは
犬認知機能不全症候群(CDS:Canine Cognitive Dysfunction Syndrome)は、脳の老化により認知機能が低下する疾患です。11〜12歳以上で発症が増え、15歳を超えると約7割に何らかの症状が見られるとされます。
主な症状
代表的な症状はDISHAAサインと呼ばれ、見当識障害(D)・相互交流変化(I)・睡眠覚醒サイクル変化(S)・不適切な排泄(H)・活動性変化(A)・不安(A)の6項目で評価します。夜鳴き・徘徊・トイレ失敗が特に多い訴えです。
診断・治療方法
他疾患(脳腫瘍・痛み・難聴など)の除外が前提です。診断後は脳機能をサポートするサプリメント(MCTオイル・抗酸化成分)、行動修飾薬、必要に応じて鎮静剤を組み合わせます。
日常ケアと環境調整
昼間に日光を浴びさせて生活リズムを整える、コーナーに段ボールを置いて挟まれ事故を防ぐ、滑らないマットを敷くなどの工夫が重要です。飼い主が穏やかに接することも症状の安定に役立ちます。
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シニア犬向け脳ケアサプリメント
MCTオイル・DHA・抗酸化成分を含むサプリは脳の老化対策に役立つとされています。
まとめ
- 犬認知機能不全症候群(CDS)は加齢性の脳機能低下
- 夜鳴き・徘徊・トイレ失敗が代表的なサイン
- 他疾患の除外後に診断される
- サプリ・行動修飾薬と環境調整を組み合わせて管理
- 飼い主の穏やかな対応が症状安定の鍵
夜鳴きで眠れないというご相談、本当に多かったです。「うちの子に限って」と思わず、11歳を超えたら早めに受診してください。MCTオイルや抗酸化サプリ、行動修飾薬で症状が落ち着くケースもたくさん見てきました。飼い主さんが疲弊する前に、獣医師に相談することが大切です。
この記事を書いた人
動物病院で10年間、動物看護師として勤務した現場経験を活かし、「病院に行くべき症状かどうか」「薬の飲ませ方」など、飼い主が本当に困る場面に寄り添った記事を執筆。神奈川県横浜市在住。愛犬はミニチュアシュナウザー「ムギ」(オス・7歳)。
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